名古屋で新たに起業し、オフィスを構えようと考えている方もいらっしゃることでしょう。
一方で、どんなことに気を付けてオフィスを選べばよいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は名古屋で起業する方にオフィス選びのコツをご紹介します。
名古屋で起業するなら意識したい!オフィス選びのポイント
名古屋で起業するときには、下記の5つのポイントを押さえることが重要です。
- オフィスの広さ
- オフィスの間取り
- オフィスがあるエリアの特性
- オフィスの立地環境
- 起業後の会社を想定する
1. オフィスの広さ
起業時にまず考えなくてはならないのがオフィスの広さです。
広さを決める際には従業員の人数を指標にします。
一般的に、1人の従業員につき1~3坪が基本となっているので、働く人数と坪数を計算して必要となるおおよそのサイズを把握しておきましょう。
起業してすぐは従業員が少ない場合がほとんどのため、来客も併せて5~10坪あれば十分ですが、直近で採用の予定がある場合は少し広めのオフィスを用意することをおすすめします。
また、コピー機などの機器を置くOAルームや休憩室なども必要に応じて計算しておく必要があります。
2. オフィスの間取り
間取りは動きやすさや作業効率の面でも重要となっており、起業したばかりの人数が少ない会社にはコミュニケーションがとりやすい長方形や正方形のオフィスが好ましいです。
規則的な形のほうが従業員のデスク設置や機器の配置などがレイアウトしやすく、柱や壁がないほうがお互いの様子を見ながら仕事できます。
無駄な空間を生まないためにも、起業の際は変則的な間取りはできるだけ避けた方が良いです。
3. オフィスがあるエリアの特性
名古屋に限らず、それぞれの地域によって集まっている業種に偏りがあります。
また、業種だけではなく、「この場所にある企業は一流企業」という世間的なイメージのある地域もあります。
名古屋では、丸の内や栄周辺に企業が多く集まっており、名古屋のビジネス街と呼ばれる人気の高い地域です。
人気のある地域の場合、必然的にその地域にオフィスを構えている会社はそのエリアのイメージを自社に繋げることができます。
起業する際は名古屋にどんな地域の特徴があるのかを調べましょう。
4. オフィスの立地条件
上述したように、名古屋はビジネス街として起業をする方や会社移転をする方からの人気が高いです。
その地域でどのような業種が多くオフィスを構えているかを把握し、自社に合う地域を絞ることができれば次は立地を検討します。
基本的に駅に近ければ近いほど賃料が高く、離れるほど賃料も下がります。
業務内容によってオフィスを構えるのに適した地域は異なるため、名古屋での自社のニーズをしっかりイメージしましょう。
例えば、窓口業務などの来客対応が多い場合は、駅からのアクセスが重要になります。
一方デスクワークが中心の業種であれば、駅から離れた、比較的静かな環境にオフィスを構えるのも選択肢の1つです。
業務内容やニーズに応じて、適した場所にオフィスを構えましょう。
5. 起業後の会社を想定する
起業後、従業員が増えてさらに良い設備のある建物へ移転するなど、短期で移転する場合もあります。
また、起業後に想像もしなかったような事態が起こり得るかもしれません。
さまざまな事態をイメージしたうえで、年間のコストを考慮してオフィスを決めるようにしましょう。
もし短期間で解約する可能性がある場合は、コストの安い場所やレンタル・シェアオフィスを選ぶのも一つの方法です。
コスト面を重視したい方は以下の記事も参考にしてください。
法人登記の可否も確認
起業後の会社の将来を想定する上では、法人登記の可否も確認しておく必要があります。
個人事業で利益が大きくなると所得税の負担が大きくなるため、それを軽減するために法人登記が有効なためです。
また、法人登記をすることによって、会社の信用力が上がるというメリットも得られます。
しかし、賃貸物件のなかには、法人登記ができない契約になっている物件があります。
特にマンション兼オフィスとして使用している方は注意が必要です。
たとえば、居住が主な用途として設定されているアパートやマンションは、契約書に法人登記ができない旨が記載してあります。
実際に法人登記ができるかどうか、オーナーに確認しましょう。
夢のマイオフィスを構えて名古屋で起業にチャレンジしよう
今回は起業する際にポイントとなるオフィスの選び方についてご紹介しました。
名古屋で新たに起業してオフィスを構えようと考えている方は、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にしてください。
また、賃料をできるだけ抑えたいという方は「SOHOオフィス」がおすすめです。
SOHOオフィスとは小規模なレンタルオフィスなどを指す言葉で、現在中小企業を中心に注目を集めています。
別の記事でSOHOオフィスについて詳しく解説しているので、起業を考えている方はぜひこちらも併せてご覧ください。