実際に働いてみるとオフィスのこんなところが嫌だといった不満が出てきますよね。
今回は悪いオフィスの条件をまとめました。
これからオフィスを構える方やオフィスの移転を考えている方は参考にしてください。
あなたの会社も問題あり?条件の悪いオフィスとは
オフィス環境が社員に悪影響を与えているかもしれません。
今のオフィスが悪いオフィスの条件に当てはまった場合は改善する必要がありますし、新しくオフィスを探す方は悪い条件のない場所を選びましょう。
1. シーンとした「無音環境」
雑音が多くて騒がしい環境はもちろん仕事に支障がでますが、逆に音がないと人は不安になったり集中ができなくなったりする場合があります。
シーンとした静かすぎるオフィスでは、電話内容や社内での相談など会話内容が他人の耳に入ってしまうため、話しづらくストレスを感じる人が多いとされています。
また、静かすぎることで普段は気にならないようなキーボードの音やコピー機の音など些細な音が気になり集中できないといったことも起こりやすくなります。
川のせせらぎなどの自然音やバックミュージックを導入するなど、オフィスの音にも気を配る方が良いでしょう。
2. 「周りの目」が気になって集中できないオフィス
PCを覗かれたり上司の視線を感じたりすると、気になって仕事に集中ができない方も多いのではないでしょうか。
しかし、人によっては気にならない方もいますし、個々に仕切られたデスクを準備するのは予算もかかってしまいます。
そのような場合には、パーテーションなど可動式のパネルを活用して、オフィスの一部を視線が気にならないスペースにしてはいかがでしょうか。
自由に作業場を移動できるようにすることで個人のスタイルに合わせて業務が行えるので、働き方の幅も広がります。
従来の“必ずしもこのデスクで仕事をしなくてはいけない”という条件を見直し、社員にストレスを与えないオフィスにしてみてはいかがでしょうか。
3. 「明るすぎる」オフィス
私たちは日常で様々な光を浴びて生活していますが、人は人工の光を浴びすぎると“眼精疲労”や“肩こりの原因”に繋がるとされています。
オフィスは明るい方が気持ちも良く、快適なオフィス空間を感じられると思いがちですが、その光が人工のものだとかえってストレスを与えかねません。
例えば、同じ明るさの物でも直接照射せず間接照明にしたり、大きな窓を取り入れ太陽の自然な光が入るようにしたりするなど、オフィスの明るさを工夫するのがおすすめです。
オフィスの照明に関することはこちらの記事でもご紹介していますのでご覧ください。
オフィスの照明はどんなのが良い?タイプ別のおすすめ7選
4. 広さがない「窮屈」なオフィス
一般的に、オフィスの広さは一人の従業員につき1~3坪が基本となっています。
オフィスの広さは今後社員の増員を見込む場合にも大事になってくるポイントですので、働く人数と坪数を計算しておおよその必要サイズを把握しておくことが大切です。
また、人は閉塞感のある場所では圧迫感や息苦しさを感じてしまいますので、オフィスの広さを計算せずに決めてしまえば条件の悪いオフィスになってしまいます。
見落としがちなオフィスの天井の高さは、一般的にはおよそ2.6メートルが適切とされているので、この点も気をつけなければなりません。
オフィスの快適な空間を作る際には広さと天井の高さを重視してみてはいかがでしょうか。
オフィス面積についてはこちらの記事でもご紹介していますのでご覧ください。
オフィスに必要な面積は?ゆとりある職場にするための3つのルール
5. 淀んだ「空気」のオフィス
(気積)
第六百条 事業者は、労働者を常時就業させる屋内作業場の気積を、設備の占める容積及び床面から四メートルをこえる高さにある空間を除き、労働者一人について、十立方メートル以上としなければならない。引用:安全衛生情報センター
このように、オフィスの「空気」にも一人あたりの適切な量が決められています。
上記の条件を満たすと同時に、換気をしっかり行ってオフィスに溜まった淀んだ空気を入れ替え、新鮮な空気を取り入れることを心がけましょう。
オフィスの空気が新鮮でないと、オフィスの雰囲気はもちろん、頭の回転も乏しくなり社員のミスや事故にも繋がりかねません。
条件の見直しで快適なオフィスへ
いかがでしたか。
オフィス環境が悪いと新しい社員が入ってこなかったり、今いる社員が退職する原因になりかねません。
あなたのオフィスにも思い当たる節はあった場合はできるところから改善していきましょう。