一棟貸しビルの魅力とは?メリットやデメリット、購入との違いについて解説
2024年5月24日
規模が大きい企業の場合、ビル一棟を全てオフィスとして利用するというケースは少なくありません。
ビル一棟をオフィスにしたい場合に検討が必要となるのが、「賃貸」で利用するのか、「購入」して利用するのかという点です。
今回は、一棟貸しビルの魅力についてご紹介します。
ビル一棟を賃貸で利用するメリットやデメリット、購入した場合との違いについても解説します。
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賃貸オフィスにはさまざまな形態がありますが、ビル全体を丸々一つのオフィスとして貸し出している物件を「一棟貸しビル」といいます。
一棟貸しの賃貸オフィスにもいくつか種類があり、一棟貸しを前提に内階段のみで各フロアが繋がっているビルや、各フロアを完全に区切って独立させられるビルなど、さまざまなタイプが存在します。
複数の企業に対してビルを貸し出すよりも、一つの企業に対してビルを貸し出した方がオーナーにとってもメリットが大きいことから、近年注目されている賃貸オフィスの一つです。
一棟貸しされている賃貸オフィスは数自体は少ないものの、今後増える可能性があるので、「ビル一棟をオフィス利用したいものの、購入は難しい」という企業は、オフィス移転の際にぜひ一棟貸しビルも候補に入れてください。
近年注目が集まっている一棟貸しビルですが、他の賃貸オフィス同様、メリットやデメリットが存在します。
一棟貸しビルを利用する前に、メリットとデメリットを把握しておきましょう。
一棟貸しビルの最大のメリットは、「初期投資額が少なく済む」という点です。
ビル一棟を購入するとなると、3階建て程度のビルであっても、初期に数千万円という莫大な出費が発生します。
しかし、賃貸であれば、月々の賃料のみを支払えば良いため、数十万円程度で済みます。
一度に高額な支払いを行う必要がないという点は、一棟貸しビルならではの魅力だといえるでしょう。
また、一棟貸しビルには、「建物の点検や修理を管理会社にお願いできる」というメリットも存在します。
ビルを購入した場合は、点検や修理といった管理を自社で手配して行う必要がありますが、賃貸である以上は管理会社にお願いできます。
管理の手間や費用がかからずに業務に集中できるという点も、一棟貸しビルを選択する上で大きな魅力だといえます。
一棟貸しビルのデメリットは、「自由度が制限される」という点です。
一棟貸しビルはあくまで賃貸であるため、購入した場合と比較すると、壁を取り払ったり水周りを移動したりと、自由に間取りや内装を変更することができません。
オーナーの都合で建物の利用を制限される可能性があるという点にも、注意が必要です。
また、賃貸である以上、自社ビルのように扱っていても「資産にはならない」というデメリットも存在します。
購入した場合は、ビルを担保に金融機関から融資を受けることができますが、一棟貸しビルでは不可能です。
また、売却もできないことから、一棟貸しビルに資産的価値はないという点にも注意してください。
一棟貸しビルに興味があるという方は、下記ページもご覧ください。
一棟貸しビルについて説明してきましたが、ビル一棟を購入することを検討しているという企業も少なくないでしょう。
ビル一棟を購入した場合のメリットとデメリットについても解説します。
ビル一棟を購入した場合の最大のメリットは、「ビル内を自由に使用できる」という点です。
ビル内の間取りや内装を自由に変更できるため、必要に応じて壁を取り払ったり、空調や水場といった設備を移動したりすることが可能です。
社員の働き方に合わせて変更できることから、仕事に対するモチベーションが上がり、作業効率のアップにも繋がるでしょう。
また、ビル一棟を購入すると、「資産として保有できる」というメリットも得られます。
ビルを担保に融資を受けたり、資金繰りが苦しくなった際には売却したりすることも可能なので、いざというときに役立ちます。
自社ビルを持っているという点で企業の信頼度が上がるため、対外的なイメージアップにつながるという点も大きなメリットだといえるでしょう。
資産や利益水準が高いと判断されることから、企業の格がさらに上がります。
ビル一棟を購入するデメリットは、「費用がかかる」という点です。
購入の際には、初期費用として数千万円もの莫大な出費が発生します。
物件の購入費用だけではなく、仲介手数料や登記費用、不動産取得税をはじめとする税金などのさまざまな費用が発生するという点にも注意が必要です。
また、ビルを維持するために、点検や修理といった管理に手間や費用がかかるという点もデメリットだといえるでしょう。
ビル一棟を購入すると資産になるというメリットがある半面、「売却の際に損をする可能性がある」というデメリットも考えられます。
ビルを売却する際に売却益が得られる可能性もありますが、年数が経てば自然に建物が劣化してしまいます。
どんなにメンテナンスに力を入れていたとしても、資産価値が下がってしまった場合は、売却の際に損をしてしまう可能性があるという点を忘れてはいけません。
「ビルを売却して移転する」ということが難しくなってしまうので、移転の可能性がある場合は、購入ではなく賃貸を選択することをおすすめします。
ビル一棟をオフィスとして利用する場合は、「賃貸」がおすすめです。
初期費用をかけられる、自社の格を上げたいという場合には購入を選択しても良いですが、リスクが伴います。
そのため、初期費用を節約したい、移転を考えているという場合には、賃貸を選択した方が良いといえるでしょう。
賃貸であれば、初期費用だけでなく、管理の手間や費用を削減できます。
また、気兼ねなく移転もできるため、企業の成長度合いによってオフィスを選べるという点も魅力的です。
「ビル一棟をオフィス利用したいけれど、リスクは減らしたい」という場合には、一棟貸しビルを選択してください。
ビル一棟の購入を検討しているという場合にも、まずは一棟貸しビルから試してみるというのも一つの手です。
賃貸であれば費用を節約できることから、購入のための資金を貯めることも可能です。
一棟貸しビルに興味があるという方は、オフィスバンクへご相談ください。
オフィスバンクが扱う物件の中から、企業様が必要とするオフィスの条件を備えたビルをご紹介致します。
一棟貸しビルに興味があるけれど、賃貸と購入で迷っているという企業様も、まずはお気軽にご相談ください。
オフィス移転を検討しているという方は、下記ページもご覧ください。