オフィス工事の費用は高い?開設時に必要となる工事の種類と費用を抑えるコツをご紹介
2023年10月24日
オフィスに入居する際には、環境を整えるために工事が必要となります。
今回は、オフィス開設時に必要となる工事の種類と費用相場、コスト削減のポイントをご紹介します。
オフィス移転をスムーズに完結させるためにも、移転作業に入る前にチェックしておきましょう。
CONTENTS
オフィス開設時には、主に以下の工事が必要です。
新オフィスを整えるために、まずは天井や壁、床を仕上げる必要があります。
オフィスを仕切って使用したい場合は、パーテーションの設置作業も必要となるでしょう。
デスクやチェアーといった備品を搬入するためにも、内装工事は優先度が高いといえます。
同時に、照明・電源スイッチの設置といった電気工事や、冷暖房・空気清浄機の設置といった空調工事も必要となります。
通信工事で、業務に欠かせない電話やLANの設置も忘れずに行ってください。
業務に直接関係はないものの、防災・防犯工事も忘れてはいけません。
従業員の安全を守るためにも、消火設備や避難設備、火災警報設備を設置しておきましょう。
防災に関しては、建築基準法や消防法によって細かく取り決めが行われているので、法律を遵守しながら工事を行う必要があります。
複数の人が出入りするオフィスの場合は、企業の情報を守るためにも、防犯カメラやパスワードロックを設置しておく必要があります。
オフィス工事は、大掛かりな全体工事を行うのか、小規模な部分的工事を行うのかで費用は大きく異なります。それぞれの費用目安をご紹介します。
レイアウトを一から設計してオフィス全体の工事を行う場合は、坪単価10~30万円程度の費用が必要となるといわれています。
オフィスが100坪程度あるとすると、1,000~3,000万円程度の費用が必要となるでしょう。
工数や費用はかかりますが、全体工事の良い点は、自由度が高く、思い通りの理想のオフィスを作り上げることができるという点です。
老朽化が激しい場合や、イメージ通りのオフィスを作り上げたい場合には、全体工事を選択すると良いでしょう。
一部の内装や一部の通信設備といった部分的な工事を行う場合は、工事費用の総額は抑えられるものの、場合によっては全体工事よりも割高になってしまうことがあります。
受け付けだけ設置したい、会議室だけ刷新したいといった目的がはっきりしている場合には、部分的な工事で十分でしょう。
しかし、改装したい部分が複数ある、今後、複数部分の改装が必要になる可能性があるという場合には、初めから全体工事を行うことをおすすめします。
オフィス工事の費用を少しでも節約したい場合には、使用する資材のグレードを変更すると良いでしょう。
同じ壁紙や床材の貼り替えを行うとしても、選択する資材によって費用は異なります。
高価な資材を選択していた場合は、グレードを落として安価な資材に変更するというのも一つの手です。
また、元々の物件のデザインの活かすという方法もおすすめです。
スケルトン物件の場合は、あえて天井や壁を設置せずに、コンクリート打ちっ放しのデザインを活かして秘密基地のようなデザインに仕上げても良いでしょう。
手付かず感を残すことで、デザイナーズオフィスのようなオシャレな空間を演出できます。
居抜き物件の場合は、前の設備や備品が残されているので、それらをそのまま活用して費用を節約してください。
オフィス工事の業者を選ぶ際には、以下の3つのポイントに着目してください。
業者選びに迷った際には、まずは施工実績に注目しましょう。
施工実績が多い業者は、経験が豊富で技術やノウハウをたくさん持っているため、顧客のリクエストに幅広く答えてくれる可能性が高いです。
イメージ通りのオフィスを作り上げてもらえるため、施工実績をよく確認しておきましょう。
また、オフィス工事の際には、貸主との契約関連や建築基準法・消防法といった法律を遵守しなければなりません。
依頼者側が逐一チェックすることは難しいため、あらかじめ法律に対応できる業者を選んでおくと安心です。
どんなに完璧に工事が完了したと思っても、オフィス運用を始めると不具合が生じることがあります。
工事だけでなく、工事の完了後にも対応してもらえる保証制度やメンテナンス制度が充実した業者を選んでおきましょう。
オフィス移転の際に必要な工事には、いくつか種類があります。
それぞれの工事に合わせて見積もりを取ったり、業者を選定したりといった作業が難しい場合には、オフィス移転専門のコンサルタントに任せると良いでしょう。
コンサルタントに相談すれば、オフィス移転の工事だけでなく、必要な手続きやコスト削減の方法を提案してもらうことも可能です。
通常の業務で手一杯で移転作業に割ける時間がない、移転作業をスムーズに完結させたいという方は、まずはコンサルタントに相談してください。
オフィスの内装工事に関しては、下記記事もご参照ください。