働き方が多様化した現在、オフィスの在り方も見直されています。
オフィスは単に業務をこなす場ではなく、社員のモチベーションをアップさせるような居心地の良い空間でなければなりません。
社員の働き方に合わせて移転を検討している場合には、この機会に内装にこだわっておしゃれなオフィスを実現しましょう。
ここでは、おしゃれなオフィスを目指すためのポイントや注意点をご紹介します。
オフィスの内装をおしゃれにするメリットとは?
おしゃれなオフィスはそれだけで居心地が良いものですが、見栄えが良くなるというだけでなく、業務効率を上げる効果も期待できます。
個人での作業が多い場合には、集中して業務に取り組めるエリアを設けると良いでしょう。
食事するだけでなく、仮眠できるようなゆったりとした休憩エリアを設けることで、休憩時間に疲れを取って業務に集中しやすくなります。
働き方や休憩の取り方を変えるだけでも、社員のモチベーションが上がり、会社全体の生産性向上が期待できるのです。
席が自由に選べるフリーアドレス制を導入したり、コーヒーが楽しめるラウンジを導入したりといった工夫を加えれば、社員同士のコミュニケーションが活性化され、社内の連帯感も高まるでしょう。
オフィス内装で改装すべき場所
おしゃれなオフィスを目指すためには、どの部分を改装すれば良いのでしょうか。オフィス内で手軽に改装できるポイントをいくつかご紹介します。
壁
オフィス改装でまずおすすめしたいのが、「壁」です。
清潔感がある、無難だという理由で白が選ばれがちですが、真っ白な壁は見た人に無機質な印象を与えます。
壁は最も目に入りやすい部分ですので、おしゃれにしたい場合は、色を取り入れると良いでしょう。
企業独自のテーマカラーがあるのであれば、テーマカラーに合わせても良いですし、空間に合わせて色を選ぶというのもおすすめです。
作業が多いエリアには集中力を高める「青」、リラックスしたい休憩エリアには「緑」、コミュニケーションを活性化させたいエリアには「赤」や「オレンジ」といった具合に、目的に合わせて色を取り入れてみてください。
床
オフィスの中でも広い面積を占めるのが、「床」です。
床は壁同様に目に入りやすい部分であるため、見た人に大きな影響を与えます。
壁同様に色を取り入れることも大切ですが、素材にもこだわりましょう。
集中して作業に取り組みたい場合には、足音が響きにくい絨毯がおすすめです。
食事をしたり仮眠をしたりする休憩エリアには、温かみのある木材を選択すると良いでしょう。
床に関しても、目的に合わせて最適な素材を選ぶことが大切です。
照明
オフィスをおしゃれに改装したい場合は、「照明」にもこだわりましょう。
個人的な作業が多いエリアでは、手元が明るく見えるように、室内全体を照らせるような白く明るい照明がおすすめです。
しかし、リラックスしたい休憩エリアがあまりに明るいと、落ち着かない気分になってしまいます。
休憩エリアでは、光量を落としたり、温かみのあるオレンジ色の照明を採用したりすると良いでしょう。
光は、物を見やすくするというだけでなく、気分やモチベーションにも大きな影響を与えます。
オフィスを改装する際には、照明にもこだわりを持って内装を考えてください。
オフィス内装をおしゃれにするポイント
機能的でおしゃれなオフィスを目指すためには、どのような点に注視すれば良いのでしょうか。オフィス改装のポイントをいくつかご紹介します。
テーマを決める
オフィス内装をおしゃれにしたい場合は、まずは「テーマ」を決めておくと良いでしょう。
木製のデスクに金属製の椅子、青色の壁に緑色の床といった具合にバラバラのデザインにしてしまうと、統一感がなく、ちぐはぐな印象になってしまいます。
「会議室はビタミンカラーの壁に白い家具」、「休憩室は緑色の壁に木製の家具」といった具合に、空間ごとにテーマを決めておきましょう。
社員全員が共通のテーマを持つことで、スムーズに改装が行えます。
アクセントカラーを決める
オフィスにおしゃれな色を取り入れたいものの、何を選べば良いのかわからないという方もいるでしょう。
色を取り入れたい場合は、複数の色を選ぶのではなく「アクセントカラー」として1色だけ取り入れると、デザインに違和感を抱きにくくなります。
モノトーンの壁の一面だけにアクセントカラーを取り入れる、木目調の床にアクセントカラーの絨毯を敷くといった具合に、部分的な色の使い方をすると失敗が少ないです。
植物を置く
おしゃれなオフィスづくりに欠かせないのが、「植物」です。
植物には、空間をおしゃれに演出するという他にも、集中力を高めたりリラックス効果をもたらしたりと、さまざまなメリットがあります。
植物の手入れが面倒だという場合には、フェイクグリーンを取り入れると良いでしょう。
成長しないフェイクグリーンであれば手入れが必要ないため、気軽に取り入れられるというメリットがあります。
オフィス内装をおしゃれにする際の注意点
おしゃれにこだわることも大切ですが、オフィスの内装を変える際には、以下の点に注意が必要です。
・安全性
オフィスはあくまで業務を行う場であり、社員の安全を第一に優先しなければなりません。
おしゃれな演出にこだわるだけでなく、業務内容が外部に漏れないよう、それぞれのエリアごとに考えられたセキュリティレベルを守る必要があります。
適宜パーテーションを設置したりブラインドを取りつけたりと、情報の保護に努めましょう。
また、社員の安全を守るために、災害時の避難経路を確保しておく必要もあります。
パーテーションや家具、植物の配置を考えて、いざというときに避難の邪魔にならないように配慮してください。
オフィスの内装に関してはコンサルタントへご相談ください
レイアウトやデザインを考えるのが難しい、セキュリティや安全性が心配だという場合は、コンサルタントに相談しましょう。
改装だけでなくオフィス移転も検討しているという場合には、契約関連の手続きも必要となります。
業務を行いながら移転手続きを行うことは簡単ではないため、オフィス移転のプロの力を借りるのがおすすめです。
オフィス内装についてもアドバイスしてもらえるので、スムーズに移転を完結させたいという方は、まずはコンサルタントに相談してみてください。
オフィスの内装工事に関しては、下記記事もご覧ください。