オフィスの規模や設備によっては高額になってしまうのが、オフィス移転費用です。
新たにオフィスを構えるにあたり、その費用をどう抑えようか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オフィス移転では、少しの工夫で費用を抑えられます。
今回は、オフィス移転にかかる費用を抑えるためのポイントをお伝えします。
7つのポイントを押さえて安い費用のオフィス移転を実現!
原状回復費用や内装工事代など、オフィス移転にはさまざまな費用がかかります。
今回はオフィス移転にかかるさまざまな費用を格安に抑える7つのポイントをご紹介します。
1.居抜き募集をかける
オフィスを移転する際に初めにかかる費用が原状回復費用です。
借りていたレンタルオフィスを返す際には、入居時の状態まで戻す必要があります。
しかし、オフィスの現状回復費用は小さめのオフィスで坪単価2~5万円、60坪を超えるようなオフィスだと坪単価5~10万円がかかるとされているとされており、どうしても巨額なコストがかかります。
こうした費用を抑えたい場合には、居抜き募集をかけるのが最適です。
居抜き物件とは、前に入居していた会社が原状回復を行なわずに次のテナントに貸し出すことで、契約が成立した場合、原状回復費用を抑えることができます。
2.居抜き物件を借りる
居抜き募集とは逆に、居抜き物件を借りるのもポイントの1つです。
居抜き物件を借りることによって、前の入居者が施した内装の全てまたは一部をそのまま引き継ぐことができます。
壁や弱電だけでなく、間仕切りやエントランスも整備されていれば、新たに工事をする必要もありません。
条件のいい居抜き物件に出会えれば、内装工事費用を削減できます。
3.引っ越し作業を自分達で行う
時期にもよりますが、社員が20人の企業と仮定したとき、オフィスの引っ越しには60万円前後の費用がかかります。
しかし引越し作業を社員が行うことで、上述した費用が抑えられます。
持ち運べるものは社員で運搬し、重たいものや壊れやすいものは業者に頼むなどして、コストを削減できるよう工夫しましょう。
また、引っ越しをするうえで意外とかさばるのが書類で、全て持ち出すとなると費用もその分高額になります。
オフィス移転の際には書類の整理などをして、新しいオフィスのペーパーレス化を進めることを推奨します。
4.新オフィスの内装はDIYで
一番費用がかかると言われているのが、内装工事です。
1坪辺り10~20万円ほど費用がかかるため、大きめのオフィスを借りた場合は、費用も高額になる可能性があります。
そこで、内装工事にかかる費用を抑えたい場合は、社員で内装を仕上げるのも1つの手段です。
なかには内装工事費が当初の見積もりの半額以下になったという事例もあり、予想よりも大幅にコストを削減できるかもしれません。
また、社員が自ら内装を施すことで、新オフィスにより愛着が湧きやすくなり、社員達のコミュニケーション活性化も期待できます。
5.工事関係は1社に任せる
ネットワークや空調、電気工事など、新しいオフィスへの移転にはさまざまな場面で工事費がかかります。
それらの工事を別々の会社に委託してしまうと、無駄なコストがかかる原因になります。
また、別々の工事会社に委託すると、それぞれの工事の動きが把握しにくいです。
工事を1社に任せることで、別々の会社に受注するよりも安くなるケースが多くあるので、委託会社は1社に絞るのを推奨します。
6. 旧オフィスの家具を再利用する
新しいオフィスにする際に、オフィス家具を新調しようと考えている方も多いことでしょう。
しかし、旧オフィスに使っていた家具も、まだまだ使えるものは多くあるはずです。
オフィスの移転費用を抑えたい場合は、旧オフィスの家具を再利用するのも手です。
7.オフィスのレイアウトをフリーアドレスに
オフィスのレイアウトを考えることも、オフィス移転にかかる費用を節約する上で大切な要素です。
例えば、レイアウトをフリーアドレスにすることで、オフィスのスペースを有効活用できます。
フリーアドレスとは、固定席を持たずに、ノートパソコンなどを活用して自分の好きな席で働くワークスタイルのことです。
テレワークの普及に伴い、必ずしも社員全員がオフィスに出社しなくてもいい企業も増えています。
そのため、オフィスのレイアウトをあえて全員分の席を用意せず、フリーアドレス形式にすることで、スペースの最適化やオフィス家具の削減ができます。
テレワークを積極的に取り入れようと考えている場合は、新しいオフィスをフリーアドレスにすることも検討してみましょう。
オフィス移転では7つのポイントを意識して費用を抑えよう
今回はオフィス移転にかかる費用を抑えるためのポイントについてご紹介しました。
オフィス移転を格安で済ませたい場合には、次の7つのポイントを押さえることが重要です。
- 居抜き募集をかける
- 居抜き物件を借りる
- 引っ越し作業を自分達で行う
- 新オフィスの内装はDIYで
- 工事関係は1社に任せる
- 旧オフィスの家具を再利用する
- オフィスのレイアウトをフリーアドレスに
これらのポイントを意識することで、オフィス移転にかかる費用を効率的に抑えられます。
ぜひ参考にしてみてください。